レゾナント社 2021年第2四半期の業績を発表

レゾナント社設計のRFフィルターの出荷数量が前年同期比450%と記録的に増加
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ポートフォリオは出願中または発行済み特許が375件以上に拡大

テキサス州オースティン - 2021年8月11日  -堅牢な知的財産プラットフォームに基づいた開発及び「人」と「モノ」を繋ぐために設計された無線周波数(RF)フィルターソリューションプロバイダー企業であるResonant Inc. (NASDAQ: RESN、以下「レゾナント社」)は、第2四半期(2021年4月1日~6月30日)の財務状況を発表しました。

経営陣コメント

レゾナント社会長兼CEO George B. Holmesは、「2021年第2四半期は、過去最高の1,750万個のRFフィルターの顧客への出荷が加速したこと、次世代ネットワークを実現するためのXBAR®RFフィルター技術が引き続き進歩したこと、そして以前に発表したガイダンスに沿った財務結果が得られたことが特徴です。当社のXBAR®技術は、5G、6G、Wi-Fi 6 & 7、UWB、そして将来的にはmmWaveの要求を満たす最適なソリューションであると、業界のリーダーたちから引き続き認められています」」

「当該四半期には、クラウドベースのWaveX™プラットフォームをアップグレードしXBAR®の設計ワークフローを可能にするフル3D有限要素モデリングを発表しました。これらの機能強化により、現在市販されているツールでは不可能な共振器やフィルターのシミュレーションが可能になるとともに、顧客の市場投入までの時間を大幅に短縮し、従来のアプローチと比較してRFフィルターを大幅に低コストで開発することができます。」と述べています。

さらに「世界最大のRFフィルターメーカーとの継続的な協力関係を通じ、世界最大の携帯端末OEMの厳しい要求に応えるために、XBAR®フィルターの大量生産プラットフォームを構築するという合意を実行しています。実際この戦略的パートナーとの関係は、設計契約の追加により拡大し、さらに2021年後半には、自律走行車や電気自動車、IoTやインフラ・アプリケーションなどの非携帯機器アプリケーションに焦点を当てたXBAR®契約を獲得できる見込みです」と締めくくりました。 

2021年第2四半期 企業ハイライト

  • レゾナント社の顧客は、2021年第2四半期に当社のWaveX™技術を用いて設計したRFフィルターを過去最高の1,750万個出荷。これは前年同期比で約450%増、前四半期比では約104%増。レゾナント社の顧客はこれまでに、当社の設計を採用したRFフィルターを7,900万個以上出荷。
  • 当社の好調な特許ポートフォリオは、2021年6月30日時点で375件以上の出願・発行済み特許に成長し、そのうち225件以上がレゾナント社独自のXBAR®技術と高周波技術に関連。
  • RFフィルターの設計に使用される3次元有限要素モデリング(FEM)ソフトウェアプラットフォームをアップグレードし、特に5G、Wi-Fi、超広帯域RFフィルター向けに強化したWaveX™を発表。当該クラウドベースのプラットフォームは、設計ワークフローを改善するとともに、現在市販されているツールでは不可能な共振器やフィルターのシミュレーションを可能に。
  • 中国のティア1ファウンドリーパートナーとのライセンス契約を延長し、急速に成長する中国の携帯電話市場へのサービス提供に向けた相互のコミットメントを提示。このパートナーシップにより、複数のRFフィルター設計に対する前払いのロイヤルティが提供される。
  • ホワイトペーパーHow Wi-Fi Continues to Evolved to The Solution to Wireless Data Demand(ワイヤレスデータ需要解決に向けてWi-Fiはどのようには進化し続けるのか)」を発行し、増大するワイヤレスデータ需要を満たすためのWi-Fiの進化と、信号干渉の課題、Wi-Fiと5Gの共存、およびこれらの課題を軽減するために利用可能な技術について解説。

2021年第2四半期の財務概要

  • 2021年第2四半期の収益は、2020年第2四半期および2021年第1四半期の6百万ドルに対し、0.6百万ドル。
  • 2021年第2四半期末時点の繰延収益は8百万ドル。
  • 研究開発費は、前年同期が480万ドル、2021年第1四半期が540万ドルであったのに対し、2021年第2四半期は590万ドル。
  • 販売・マーケティング・管理費は、前年同期が300万ドル、2021年第1四半期が410万ドルであったのに対し、2021年第2四半期は約380万ドル。
  • 純損失は、前年同期が720万ドル(1株当たり14ドル)であったのに対し、2021年第2四半期は910万ドル(1株当たり0.15ドル)。
  • Non-GAAPベースの調整後EBITDAは、前年同期が540万ドル(1株当たり10ドル)であったのに対し、2021年第2四半期は670万ドル(1株当たり0.11ドル)。
  • 2021年6月30日時点で約2,270万ドルの現金および現金同等物を保有。

Non-GAAP財務指標に関する注意事項

Non-GAAP財務指標とは、企業の業績、財務状況、キャッシュフローを示す数値指標で、一般に認められた会計原則(GAAP)に基づいて計算・表示された最も直接的に比較できる指標に通常含まれない金額を除外したり、含んだりするものです。Non-GAAP指標は、GAAP指標に準拠するものではなく、またGAAP指標の代替となるものでもありません。他社は、異なるNon-GAAP指標を使用したり、結果の表示を行ったりする場合があります。

本プレスリリースでは、GAAPに則って表示された財務結果に加え、Non-GAAP指標である調整後EBITDAを表示しています。調整後EBITDAは、純損失に、利息、税金、減価償却費、株式報酬費用を加えて算出されます。このNon-GAAP指標は、純損失に加えて、純損失に代わるものではありませんが、より焦点を絞った営業成績の指標を提供することで、投資家の皆様に有益な情報を提供するものと考えています。この指標は、当社の事業と上級管理職の業績を評価するための内部報告に不可欠なものです。調整後EBITDAと、最も比較可能なGAAP基準の純損失との調整表は、以下の財務表に掲載されています。ここに掲載されているNon-GAAP指標は、他社が提示する同様のタイトルの指標と比較できない場合があります。

レゾナント社について

ゾナント社(NASDAQ: RESN)は高周波フロントエンド(RFFF)マーケットにおいての革新企業であり、独自のInfinite Synthesized Network (ISN)ソフトウェア基盤とIP(知的財産)ポートフォリオの幅広さによりRFFFサプライチェーンを変革しています。レゾナント社は、限られた設計者、ツール、キャパシティによって決定的に制約されている同市場において、設計効率の向上、市場投入までの時間短縮、ユニットコストの削減を顧客に提供することで、これらの重要な問題に対処しています。当社のお客様は、最先端のフィルターとモジュールを設計するためにレゾナント社の革新的な機能を活用する一方、ファブレス・エコシステム(この種のものとしては初)を通じ、多様で安定的なサプライチェーンを活用することができます。また、レゾナント社と連携し携帯機器の接続性を向上させると同時に、新たな5Gアプリケーションのニーズに対応します。

レゾナント社の技術や市場でのポジショニングを説明した一連のビデオがウェブサイトに掲載されていますので、ご覧ください。

詳細についてはwww.resonant.comをご覧ください。

レゾナント社は自社ウェブサイト(https://www.resonant.com)およびLinkedInページ(https://www.linkedin.com/company/resonant-inc-/)を、製品、予定されている財務その他の発表、今後予定されている投資家会議や業界会議への出席、その他の事項に関する情報の配信チャネルとして使用しています。このような情報は重要な情報とみなされる可能性があり、レゾナント社はレギュレーションFDに基づく開示義務を遵守するためにこれらのチャネルを使用する可能性があります。したがって、投資家は、当社のプレスリリース、SEC提出書類、公開コンファレンスコール、ウェブキャストをフォローするだけでなく、当社のウェブサイトやソーシャルメディアアカウントをモニターする必要があります。

レゾナント社WaveX™設計技術

レゾナント社は、難しいRF周波数帯の設計や、複雑で困難な5G、Wi-Fi、UWBのRFフロントエンドの要件を満たすモジュールを作成しています。WaveX™を使用することにより、レゾナント社は従来のアプローチと比較し半分のコストで製造、半分の時間で開発可能と確信できる設計を可能にします。さらにWaveX™は、独自のアルゴリズム、ソフトウェア設計ツール、ネットワーの検討をも可能にします。

レゾナント社は顧客に迅速な設計シミュレーションを提供し、顧客は自社のキャプティブFABで製造するか、レゾナント社ファウンドリー・パートナーに製造を依頼します。これらの改良ソリューションは、表面弾性波(SAW)または温度補償表面弾性波(TC-SAW)技術を使用し、バルク弾性波(BAW)のような高コストの製造方法と同等の性能を発揮します。

レゾナント社WaveX™は優れた予測性を備えており、FABの従来の約半分の工程で目的の性能を得ることを可能にします。さらにレゾナント社のモデルは基本的なものであるため、基本的な材料特性や寸法などの「ファウンドリー言語」によってファウンドリーや工場の顧客との統合がシームレスに行えます。 

Resonant Safe Harbor / Forward-Looking Statements(将来予測に関する免責事項)

本プレスリリースには、開発中のフィルター設計の状況、当社のフィルター設計およびソフトウェアツールの性能、市場シェアに関する当社の見解など、将来の見通しに関する記述が含まれています。将来の見通しに関する記述は、この文書の日付時点で作成されたものであり、実際の結果が将来の見通しに関する記述と大きく異なる原因となり得るリスクや不確実性を内在していますが、これには以下が含まれます:当社の限られた営業実績、顧客の仕様に合致した設計を完成させる能力、当社の顧客(またはそのメーカー)が当社の設計を商業的に製造する能力、当社の設計を組み込んだ製品をOEM顧客に販売する顧客の能力、当社の支出およびその他の現金使用の変化、当社の設計が他の設計やソリューションと比較してコストを大幅に削減可能かどうか、業界における激しい競争及び急速な技術革新により当社の設計が有用でなくなるまたは旧式となるリスク、当社の成長に必要とされる数量の設計プロセスにおいて必須の高スキル技術者を見つけ採用し維持する能力、成長管理能力、一般的な市場、経済、ビジネス状況などです。実際の業績が将来の見通しに関する記述で予測されたものと大きく異なる可能性があるその他の要因は、米国証券取引委員会に提出した最新の年次報告書(フォーム10-K)または四半期報告書(フォーム10-Q)の「リスク要因」および「財務状況および業績に関する経営陣の検討および分析」の項に記載されています。将来の見通しに関する記述は、本リリースの日付の時点でなされたものであり、当社は将来の見通しに関する記述を更新する義務及び実地において明示的に責任を一切負わないものとします。

Resonant社 IRお問い合わせ:
Greg Falesnik or Brooks Hamilton
MZ Group - MZ North America
(949) 546-6326
RESN@mzgroup.us

次項以降に財務データ有